あちこちでお囃子が聞こえてくる夏祭りのシーズンとなりました。
市の南西部、腰越・小動(こゆるぎ)神社の『天王祭』は、江ノ電とお神輿の2ショットが撮れる祭りとして多くの観光客が見物に訪れます。
大波で流された小動神社のご神体を漁師が拾い上げ、江の島の八坂神社に祀ったことから両神社が合同で行う祭祀となりました。
腰越地区5町内ごとに
頼朝、義経、弁慶、鎌倉権五郎景政等、鎌倉に縁のある人形をのせた山車が龍口寺〜小動神社間を流します。
山車の通行時は江ノ電は停止、もしくは徐行をしていますが、昭和37年の火災復元後、山車の高さを抑えるまでは江ノ電の架線を撤去して通行していたそうです。
お里帰りしていた八坂神社神輿と見送りに同行していた小動神社神輿が龍口寺前で名残惜しそうに2基でもみ合い、「また来年!」とばかりにそれぞれの方向に離れてゆくのを少し淋しさの混じったような気持で眺めます。