斉藤建設鎌倉日誌

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2018年5月30日 ■ 南高梅

「うちにいい南高梅があるのよ。
誰か好きな人、取りに来てくれないかしら?」

ご近所のお得意様宅へ枝払い作業にお伺いした折、声をかけていただきました。
お客様自身、以前はご自分でも梅干をつけたり梅酒を作ったりと玄関先の梅がなるのを楽しみにされていたそうな。
ご年齢と共に収穫・作業の手間が体力的にも追いつかなくなり、ここ何年かは落ちるにまかせてあるとのことです。


お言葉に甘えて収穫させていただいた梅は約2Kg。
直径3〜4cmもありそうな大粒のりっぱなもの。




★梅ジャム
洗ってヘタを取った梅を鍋にかける。
トロトロになったところでお砂糖を加えさらに煮詰めて出来上がり。








★梅ジュース
梅を一晩凍らせる。
凍った梅と氷砂糖を交互に入れる。
時々かき混ぜながら冷暗所で保管。
一ヵ月後、完成。

今は便利な時代で、ネット検索をすると色々なレシピが載っています。思ったより簡単に出来て、ビックリです!!





甘酸っぱい季節の味

出来上がったジャムをほんの少しですがお客様にお届けしたところ、たいへん喜んでいただき、こちらまでほんのり嬉しくなりました。

昭和の時代には庭木には梅、柿、金柑、いちじく等果実モノを植えるのが通常でした。
最近では果実は掃除がたいへんとのことで、庭木の流行は手入れの簡易さや葉っぱの色の美しさ、果実収穫の期待より見た目の雰囲気に重点がおかれるようです。

しかしこうやって自然の恵みのおすそ分けを味わうことは、四季と共に生きる日本人の情緒に合った贅沢なことだと改めて感じたものでした。



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