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鎌倉の街を散歩していると所々にりっぱな石碑を見かけることはありませんか?これらの石碑は主に鎌倉町青年団(前身は青年会)によって大正6年〜昭和16年の間に建立されたもので、史跡・旧跡の由緒が刻まれています。この鎌倉町青年団とは地元でミニコミ誌を発行したり、海浜博覧会を主催したり、当時はかなり活発に活動していた模様です。
明治22年の横須賀線開通以後、海水浴・避暑・別荘族の隆盛に伴い これらブルジョワ階級の散策における知的好奇心を満たすという需要もあったと思われます。
今で言う「街全体の資産価値を高める=ブランド化」戦略とも言えますね。
おそらく戦局の悪化とともに廃れていったのだと思いますが、
戦後になってからも別名義の団体によって数基造られおり、現存するのは約80基だそうです。
興味のある方、コンプリートを目指してみてはいかがでしょうか?