建築・建築設計

聖天山歓喜院 玉泉寺修練場及び庫裏新築工事

〜凛として佇む〜


【構  造】 修練場:鉄骨造1F建て 庫裏:木造2F建て
【延べ面積】 230.11m2(2棟)
【設  計】 株式会社斉藤建設設計事務所
【施  工】 株式会社斉藤建設

庫裏(クリ:寺院において住職やその家族が住まう所)と居合道(イアイドウ)の修練場、2棟の新築工事となります。
用途を異にする建物ですが、両棟が中央に向っておじぎをしているような片流れ屋根、ダークブラウンを基調としたカラーでまとめ、全体としてゆるやかな統一感を持つようにデザインしました。

庫裏では、家事動線を考え水周りを一直線に配置、所持品の収納スペースを事前に打ち合わせ、コンパクトながらも機能的な造りになっています。

修練場はお施主様が師範を務める居合道のもの。
立った状態から刀をぬく立合と比して片膝から(座った状態)の抜刀術を居合といいます。武術の修練場につき装飾的な要素はない建物ですが、武家の都・鎌倉に相応しく、古武術の技、延いては日本文化を継承するための研ぎ澄まされた空間となりました。