斉藤建設鎌倉日誌

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2015年11月16日 ■ 神奈川県立近代美術館

鶴岡八幡宮境内平家池のほとりに建つ神奈川県立近代美術館。
日本で最初の公立近代美術館・通称「カマキン」として
1951年の開館以来人々に親しまれてきましたが,
地主である八幡宮との借地契約の満了に伴い来年1月いっぱいでの閉館が決まっております。

今年の4月から『鎌倉からはじまった。1951-2016』というタイトルで60余年の歴史を振り返る展示会が開催され、現在最終のパート3となっております。



それに伴う様々な企画の一つ、県立機関活用講座「近代美術館とわたし」(全5回)を聴講しに行ってまいりました。
第4回目の講師は建築史家藤森照信氏による「板倉順三と鎌倉館について」。
過去3回にも増して、会場である鎌倉商工会議所の地下ホールは人でいっぱいでしたよ。



建築ファンの間では、1951年竣工の旧館は設計士・板倉氏の師であるコルビジェの影響が色濃く反映されており、その後1966年に建て増しされた新館はあえてミース風にしたのでは?という見方もあるようですが、実際のところはどうだったのでしょうね(^^?)

閉館に伴い鎌倉館は当初取り壊し、更地にして八幡宮へ返却という予定だったらしいのですが、日本の近代建築20選にも選ばれたモダニズム建築の代表的作品を保存しようという運動が起こり、旧館の建物は存続の方向で決定しているようです。

ここで一旦美術館としての役割を終える鎌倉館ですが、今後の建物の維持・保全、さらに街の中でどう活用されていくのか、これからもカマキンから目が離せません。




旧館

新館
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鎌倉市総合建築業 (株)斉藤建設 
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