斉藤建設鎌倉日誌

９月14日より３日にわたり、鶴岡八幡宮の秋の例大祭が行われました。
いろいろな祭事がありますが、
鎌倉武士の勇壮さを感じる流鏑馬神事は観光客に最も人気があります。
鎌倉では春のかまくら祭りの際と、
秋のこの例大祭で流鏑馬があり、
春は武田流、秋は小笠原流で行われているそうです。



この日のために本宮へ向う表参道を東西に横切る通路には250ｍあまりの馬場道が作られます。
射手は３つの的を射ながらこの道を疾走します。
見事に的を射る度に大歓声が上がります。

射手が着用している武士の狩装束も見ごたえがあります。
髻（もとどり・いわゆるちょんまげですね）をいれる為に中央が高くなっている綾藺笠（あやいがさ）、直垂（ひたたれ）を着て、射籠手（いごて）を左腕につける。
行膝（むかばき）という鹿の皮でできた腰巻のようなものは、狩の際に野山の色彩に馴染むように、今で言う迷彩柄のような感覚なのでしょうね。



この日のために礼法を学んだ地元の小学生がお手伝いをしていました。
800年前から続くこの神事に若いうちから参加できるということはたいへん名誉なことです。
地元を理解し大切にする素養を培ってくれれば、と願います。