17日土曜日、茅ヶ崎市矢畑の明王ケ谷(ミョウゴウガヤト)遺跡の
発掘現場見学会が行われました。
今回の第5次調査では
当社の文化財事業部も業務に携わっており、宅地造成工事に先立って約500m2の調査を行っております。
当日はお天気がよかったこともあり、
82名の考古学ファンが見学に訪れました。
この辺りは「懐島」(フトコロジマ)という古地名からも察せられるとおり、旧相模川の流れがもたらした肥沃な土地で、弥生時代の終わりころにはすでに農地や居住地として利用されていたようです。
鎌倉幕府の草創期に長老格として活躍した大庭景義(オオバカゲヨシ)はここを本拠とし、懐島太郎と名乗りました。
今回の発掘でも平安時代〜江戸時代にかけての灌漑用水路の跡や
井戸跡などが数多く発見され、農地としての利用が盛んであった様子が伺えます。
現在では周辺もすっかり宅地になって想像もできませんが、土地の歴史を知ることは身近な考古学であり、知ると知らないとでは見える風景も違ってくるものだと思いました。
リフォーム・新築住宅・耐震補強・エクステリア・文化財調査
解体・宅地造成工事・河川工事・土木工事
お住まいのことなら何でもご相談ください。
鎌倉市総合建築業 (株)斉藤建設
神奈川県鎌倉市扇ガ谷4-5-8 / TEL:0467-25-0567